須田一のブログ

ブログやめようかな?(笑)

”a beacon of hope”(希望の光)に署名した各国と西側諸国のこれから

皆さま、こんにちは。

 

飢餓に苦しむ国々にとって

正に「希望の光」となり得る署名が

トルコ・イスタンブールで

トルコ・国連仲介の下

ロシア、ウクライナ間で

行われた。

 

www3.nhk.or.jp

 

イギリスBBCでは

グテーレス事務総長に単独インタビューを交えて、

次の様に報じた。

 

www.bbc.com

 

インタビューの中で

グテーレス氏は今回の署名は

自分が国連事務総長になってから

最高の仕事を成し遂げたと

自画自賛した事である。

 

国連と云えば

世界が分断する中

機能不全に陥っている事は

最近の安保理決議でも

明らかであり、

最貧国が置かれた立場を考慮すれば

お膳立てしてくれたトルコに

感謝する事は普通の事です。

 

 

今回の調印で

トルコでの報道は

画期的とまで言われている。

 

www.trtworld.com

 

ここで問題なのは

今回の件で

西側諸国が誰ひとり

このテーブルに付いていない事です。

 

仮に今回の合意事項が

完全に機能して

最貧国の食糧事情が改善された場合、

ロシアの立場は

国際社会で認められる方向へと向かう

可能性が高くなりそうです。

一方、出遅れた

西側諸国の面々は

戦闘終結の目処も立てられぬまま、

ウクライナに武器供与を続ける事になる。

 

逆に今回の合意事項が

機能しない状況が発生したとしても

ロシア側はウクライナ側の違反が原因と

突っぱねる可能性が高く、

食糧輸送が滞る事で

ウクライナ側が

多くの国々から非難される

可能性が高いという事です。

 

人道的観点からいえば

日本は中立的な立場を利用して

関係が深いトルコと接触し、

違ったチャネルで

今回の様な合意文書作成に

関わる事も出来た(今となってはあとの祭りだが)。

 

この合意が

シリア内戦終結にも有効となる可能性もあり、

アメリカが散々散らかした後始末を

終わりに出来たと証明されれば

その時こそ

国際社会に於ける

「アメリカの信用失墜」が

確定する事になりそうです。

 

では。