皆さま、こんにちは。
米国の7月CPIは市場予想を下回りました。
8.5%上昇という数字が持つ意味は色々ありますが(笑)
マーケットは予想に届かなかったという事で
株高・ドル安・債券買いが進行した。
エネルギー価格が
今後も下落傾向が続けば
インフレ抑制に一役も二役も買いそうですが、
それも怪しいかもしれません。
欧州では
今冬を乗り切るために
天然ガス備蓄をせっせと進める各国政府。
それだけ見ても
原油需要が減る見込みはないと言ってよい。
産油国側の事情もあり
増産が容易ではない事も
原油価格が高止まりする可能性が高い。
アメリカでさえ、
中南米(ベネゼエラ等)からの原油輸入再開を
模索している訳で、
それを見れば、
多少在庫が一時的に増えようが
根本的な問題が解決したわけではないので、
需要増が見込まれ易い。
経済活動が停滞すれば(即ちインフレ抑制が効けば)
需要減もあり得るが、
これだけのCPIの高さでは
需要が極端に減る事は
望めません。
BOE(イングランド銀行)が打ち出した金融政策と同様の処置が
FRBにも求められる事に
なりそうです。
では。