須田一のブログ

ブログやめようかな?(笑)

イスラミック・ステート包囲網

皆さま、おはようございます。

金正男氏暗殺(と言っていいでしょう)関連の報道で影を潜めていますが、
イスラミック・ステート(IS)のシリア・イラクでの劣勢が鮮明になって来ました。

①シリア・バーブほぼ制圧

②イラク・モスル空港奪還

ジュネーブでは国連主導で、シリア和平協議も始まり(あまり成果はないと言われているが)、
少しずつ、シリア・イラクの未来像(もちろん難民問題も)が描ければいいと思う。

しかし、トランプ政権は、この一連の軍事作戦も、和平協議にも、表立って参加していない。
ティラーソン国務長官はメキシコ外相と会談している。

アメリカの中東戦略は、少し後退したと見るべきか?
もう少し見ないと結論は出そうもない。

もし、このシリア・イラク問題がロシア・トルコ・イラン主導で解決出来れば、
EU諸国にとって、好都合となる。
シリア難民の流入も減り、難民・移民に対する嫌悪感も減る可能性が高くなる。
極右政党が躍進するような、今のオランダ・フランス・ドイツにとっても
政権の安定と国民感情の安定に寄与する。
イギリスもEU離脱撤回の可能性もゼロではなくなる。

EU諸国も、表向きは、ロシアに対して、クリミア編入を批判しても、
裏では感謝し(ロシアの影響力は強くなる)、
トルコは、エルドアン政権の強権化に拍車がかかる事に。

EUには、南欧の財政危機国家の救済とドイツ一人勝ちの経済構造という問題は残るが、
眼の上のたんこぶは一つでも少ない方がいい。

そういえば、中国李克強首相がイタリア大統領と会談。

中国も強かです。

では。