須田一のブログ

ブログやめようかな?(笑)

借金で首回りません

皆さま、こんにちは。

以前、日本の債務残高(対GDP比)の話を書いたが、
小生のブログ「財務省のHPにはこんなページも」リンク

財務省HPには色々な統計データが公表されている。
その中には、国債に関するページもあり、
その統計表一覧ページには、
「最近5年間の国債及び借入金並び政府保証債務現在高の推移」が見れる。
イメージ 1
上のグラフは
「最近5年間の国債及び借入金並び政府保証債務現在高の推移」データから

国債と借入金と政府短期証券をピックアップしたものです。


一目瞭然ですねぇー、国債の現在高だけがです。

今回の一般会計予算で、新規国債発行が減ったと自慢げに言っていたが、

日経新聞WEB版「2018年度予算案を閣議決定


本当にその様になっているのか?

では、昨年の今頃、どの様な一般会計が組まれたのか?
ブルームバーグニュースより
毎日新聞より

毎日新聞の棒グラフを見ても、新規国債発行(新たな借金は0.2%減)と書かれている。

それなら、上のグラフが少なくともフラットになっているはずなのになっていない。
これが、国民を騙す「からくり」と言えそうだ。

今回は、賃金上昇がカギと云われているが、
仮に3%の賃上げが実施され、消費が上向いたとしても、
この国債の残高が減らない限り、消費者マインドの改善は「ない」と言えそう。
第一、消費税増税の駆け込み需要がもう既に始まったと仮定すれば
ぬか喜びに等しい。

天下のNHKでさえ、政府の立てた予算の盲点を指摘しないで報道をする点を見ても、
この国の先行きはとても『明るい』とは言えない。

では。