須田一のブログ

ブログやめようかな?(笑)

ペンス副大統領演説とエルドアン大統領演説

皆さま、おはようございます。

昨夜、イスラエル議会でペンス米副大統領が議会で演説し、
エルサレムへの米大使館移転時期を明示した。
NHKNEWSWEBページ

これがどれだけ重要かと思いきや、
意外とアラブ諸国では扱いが低い様だ。
その理由は、
今日のアルジャジーラのニュースで、
シリアに侵攻したトルコの「オリーブの枝作戦」が
メインニュースであったからだ。
アルジャジーラ・シリアアフリン侵攻ニュース
アルジャジーラ(英語版)・シリアアフリン侵攻ニュース

トルコTRT・シリアアフリン侵攻ニュース

それとトルコエルドアン大統領がトルコ公正発展党で演説し、
「アメリカは随分前にアフガニスタンに侵攻したが、未だ撤収できていない。
我々は「オリーブの枝作戦」を短期間で成功させ、シリアから撤収する」
と演説した。
トルコTRTより

昨年11月にはユルドゥルム首相が訪米しペンス副大統領と会談しているが、
トルコTRTより

今回のペンス副大統領の中東歴訪には、現時点ではトルコは含まれていません。
トルコTRTより

一方で、ティラーソン国務長官は、
トルコとの関係悪化を避けるべく発言もしている。
アルジャジーラより

ここに来て、米・トルコの関係が一気にギクシャクして来ました。
それは、
① トルコがテロ組織と断定しているPKK(とその一派)に対して、シリア内戦で米側が軍事支援している事
② トランプ大統領がイスラエルのエルサレムを首都とし、大使館移転を決断した事
この2点が主な対立点です。

サウジが中東の盟主と云われるが、
最近は巨大な軍隊を持っているトルコが、
「オスマントルコ帝国」復活を、
エルドアンの下、着々と進めている印象を持っています。

これからの両国の関係が、中東の行方を占う上で重要となりそうです。

では。