須田一のブログ

ブログやめようかな?(笑)

日本のお財布事情(財務省HPより)

皆さま、こんにちは。

今年の秋は、思ったよりも暖かだとを感じています。
その暖かさとは裏腹(?!)に
国の財政は寒風が吹き荒れる状況です。

財務省自身がそのデータを示して、
順序立てて解説しています。

日本の財政を考える(財務データ一覧から調べる)(財務省HPより)

この中で
項番3-(3) 普通国債残高の増加要因(http://www.zaisei.mof.go.jp/pdf/03-s01.pdf)を見ると、
税収減と社会保障費の増加が一目瞭然です。

項番5-(3) 利払費と金利の推移(http://www.zaisei.mof.go.jp/pdf/05-s02.pdf)を見ると、
利払費が増加に転じていて、最近の長期金利が上昇傾向を考えると、
金利のグラフも今までのようには行かないかもしれません。

項番8-(4) 財政健全化目標に用いられる指標②(http://www.zaisei.mof.go.jp/pdf/08-s02.pdf)を見ると、
政府関係者が頭の痛いグラフが目に入ります(笑)。
図Aは、現状の財政状態。
図Bは、財政赤字は利払費分に限定された最低限の現状維持財政。
図Cは、政府が今年の「骨太2018」で掲げた2025年度PB黒字化を示している。

図Cを実現するには幾つかの高いハードルがある。
① 税収を増やす事。
② 政策的経費を減らす事。
③ 単年度国家予算を圧縮する事。

今まで膨らんだ借金は、誰もチャラにはしてくれませんので、
債務償還費と借金は、借金を返さない限り減る事はあり得ない。

アメリカの宝くじ「メガ・ミリオンズ」で1720億円当たった方がいる様ですが、
そのお金を全て充てても、日本の財政状況は変わらないほどです。

国民に負担を強いるより、
国として出来る事を率先してやる事こそが、
お上には求められていると思います。

では。